FIREしたい夫

会社員をするのが辛すぎてFIREするためにいろいろやっていくブログ

FIREには毎月分配型投資信託? フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド100万円運用した結果

FIREを目指し始めたのは最近である私だが、これまでも資産を増やすために色々なことにチャレンジしてきた。

 

その中の一つが、毎月分配型投資信託だ。


地元の地銀で銀行員に勧められるままに毎月分配型投資信託を購入

 

私は給与の振込先を地元の地銀の普通預金口座に設定している。

あれは普通預金口座の貯蓄がある程度溜まってきて、その一部を定期預金に移そうと窓口に相談に行った時の話であった。

 

「資産運用して増やすことに興味はありませんか?定期預金に預けておくよりも、資産が増えるかもしれませんよ?」

 

窓口の係員さんがこう切り出してきたのだ。

 

その頃私は学生時代に先物取引で大損こいて投資は半ば引退した状態であったが、先物取引と違いほったらかすだけで資産が増えるという投資信託に興味が出てきたのだ。


NISA口座も同時に開設

 

その頃はちょうどNISA制度が始まって間もない頃で、世間ではNISA枠を活用した投資が少し話題になっていた。

 

一応説明すると、NISAというのは、投資の結果発生した利益に対しかかる20.315%の税金が、年間の運用資産100万円(当時)まで非課税になるという制度である。

 

NISAという制度は知っていたものの、活用できていなかった私は、銀行員に勧められるまま、地元の銀行でNISA口座を開き投資信託を購入したのだ。


フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドを100万円分購入

 

投資信託をその場で購入することに決め、早速銘柄選定をする。

 

最終的に購入を決めたのはその時その地元銀行で最も売れていた表題の投資信託であった。

 

この投資信託アメリカのBa格以下またはBB格以下の格付けの事業債に投資するというもので、購入当時は基準価格を維持しつつ、高額の配当金を毎月分配していた。

 

私は当時社会人になって3年目くらいで、少々の貯金を持っていた。

 

投資信託を購入すれば高利回りの定期預金が年利1%で1年運用できるというキャンペーンもあり、私は話があったその日にNISAに申し込み、同時にこの投資信託を100万円分購入することに決めたのだ。

 

もちろん基準価格が下がるリスクも承知していたが、長い運用実績、高額配当金を分配しながらもヨコヨコのトレンドを維持し続けていることから、購入を判断したのだ。


夢の配当金生活に一歩近づいたと考えていた

 

私が購入できたのは100万円で180口程度、分配金は一口70円だったので毎月税引き前でなんと12,600円、税引き後でも一万円程度の分配金が入ってくるようになった。

 

当時は非常に気分が高揚していた。

 

寝ているだけで給料とは別に1万円の配当金が入ってくるのだ。

 

100万円で月に1万円入ってくるのであれば、1000万円購入すれば月に10万円の配当金が入ってくるし、仕事していなくても暮らしていけるんじゃないか?

 

なんて今のFIREに近しいことを考えていた。

 

さすがに当時はそこまでお金を持っていなかったこともあり、実現には至らなかったが。


トランプ大統領就任により基準価格下落・・・そして減配

 

もしこの投資信託がこのまま基準価格を維持し続け、分配金が順調に支払われ続けていれば、私はこの投資信託をさらに購入し続け、今頃FIREを達成していたかもしれない。

 

しかし世の中そううまくはいかない。

 

きっかけはトランプ大統領の就任であったと思う。

 

米中貿易摩擦の激化による影響で、株価は乱高下、本投資信託の基準価格の下落にも歯止めがかからない状況に陥った。

 

購入当時5300円だった基準価格は少しずつ下がっていき、3800円まで下落、そして2016年秋から分配金は70円から50円に減らされてしまったのだ。

 

しかしそれでも基準価格の下落は止まらず、2017年末には分配金は30円に、コロナショックの時は基準価格は2400円台、購入時の半分まで落ち込み、配当金生活など夢のまた夢という惨状になってしまった。


現在の損益・・・・購入は正しかったか

 

2021年4月現在、分配金はさらに減らされ20円まで下がってしまったものの、コロナショック後の急激な景気拡大もあり、基準価格は3000円まで回復した。

 

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フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドチャート フィデリティ証券より

 

最終的な運用成績は100万円の投資に対し、時価評価額は55万円、これまでの配当金が60万円くらいとのことで、利益は15万円、さらに定期預金の優遇金利による利益も入れれば16万円である。

 

運用期間は6年ちょっとなので、年率換算で約2.2%と、銀行員さんの勧めの通り、定期預金に比べればはるかに高い利回りを出せたと思う。

 

コロナショック後の景気拡大が功を奏したと言えなくもないが、良い結果であったと自分では思っている。

 

しかし私はこのフィデリティ・USハイ・イールド・ファンドの調子が良かったころ、調子に乗ってさらに別の投資信託を購入してしまっており、そちらで損失を出してしまっていたのであった・・・・

 

長くなったので、毎月分配型投資信託の効率の話も含め、その話はまた次回にしたいと思う。