FIREしたい夫

会社員をするのが辛すぎてFIREするためにいろいろやっていくブログ

NISA口座を地銀で開設した結果、何も得られなかった・・・

前回までの記事でも述べたが、私は2014年、地銀でNISA(非課税)口座を開設した。

 

当時のNISA枠は100万円/年であったが、結論から言うと私はこのNISA枠を全く生かすことがきなかった。


NISA口座の開設手続きに時間がかかり、初めての投資信託は特定口座に

 

私が初めて購入した投資信託は"フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド"100万円分であった。

 

しかしこれが運用された口座は特定口座であった。

 

なぜならばNISA口座開設に時間がかかるからである。

 

一度買うと決めたからには早急に購入したい。

 

早ければ早いほど資産は伸びるかもしれないし、分配金をもらえる回数も増える。

 

しかしNISA枠の開設はまだ先、であれば特定口座でいいのですぐに購入してしまおう、という結論になってしまったのである。


NISA口座開設完了!しかし・・・

 

NISA口座が開設され、早速非課税で投資を開始、という流れに本来はなるはずであった。

 

しかし、当時は既に特定口座で運用開始していた目先のフィデリティ・USハイ・イールド・ファンドが若干値下がりし、利益が出ていない状況になってきていた。

 

私は今投資しても損をするかもしれないと考え、NISA口座での運用をすぐには開始しなかった。


翌年NISA口座で運用を開始するも・・・

 

翌年の2015年になってようやく重い腰を上げ、メキシコ債権オープン25万円分と財 産3分法ファンド25万円を購入し、NISA口座での運用を開始した。

 

しかしこれがうまくいかない。

 

メキシコ債権オープンが速攻で基準価格を落とし始める。

 

基準価格が堕ちてタコ足分配になる場合、その分配金は利益ではないため元から非課税である。

 

NISA口座の意味が無かった。

 

せっかくのNISA口座であったが、所有している投資信託の基準価格が下がり続けるのを目の当たりにし、私はすっかり投資信託を追加で購入する気力がなくなってしまっていた。


地銀での投資信託運用に見切りをつける

 

私がわざわざ地銀でNISA口座を開き、投資信託を運用したのは、幼少のころからお世話になっているという恩返しの意味と、ネット銀行ではセキュリティに不安があるということであった。

 

何だかんだ近所に窓口があって、何かあったら相談できる、投資結果が紙に残るということに魅力を感じていた。

 

しかし、ネット銀行の口座を開いて運用し始め、楽天証券で活発に投資活動を始めてから、これまで使っていた地銀のコストの高さが、上記のメリットに見合わないのではないかと考え始めた。


地銀で投資信託を購入するのに必要な余計なコスト

 

ネット銀行であれば購入時に手数料はかからないものが多いが、地銀で同じ投資信託を購入する場合でも購入手数料がかかる。

 

その手数料はおおよそ3.3%が多い。

 

100万円分の投資信託を購入したら、3万3千円が地銀に入るのである。

 

ただ私が投資信託を購入した地銀では常に何かしらのキャンペーンやっていて、私が購入したときは、購入価格分の高金利定期預金を一年間限定で組むことができた。

 

それを差し引いて地銀に支払った税金を含む手数料は以下の通りだ。

 

3万3千円(購入手数料)-1万円(100万円の高金利定期預金1%/年)+2千円(定期預金の税金) = 2万5千円・・・なかなかの額である。

 

このコストがネット銀行で購入するのであれば、ゼロになるのである。

 

コスト面で地銀がネット銀行に勝つのは不可能で、実質的にはネット銀行をやらない高齢者相手の商売になっている、と思う。

 

しかし当時の私は愚かなことに、"フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド"であれば配当金利回りで10%を超えていて、この程度の手数料の差は、たいしたことは無いだろうと考えていたのだ。


楽天証券の口座にNISA口座を移す

 

今私がメインで投資を行っているのは楽天証券の口座である。

 

つい先日私はようやく楽天口座にNISA口座を移すことができた。

 

この移行作業にもかなりの時間がかかってしまった。

 

地銀に電話し、NISA口座廃止の手続きを取ろうとしたら、地銀の窓口に来てくれと言われ、会社に怒られながらもなんとか年休を取って窓口に行き、ハンコを押して解約手続き。

 

その場で解約証明を貰えるかと思ったら、書類は後日郵送するといわれ、それからまた待つこと数週間かかって、ようやくNISA口座廃止通知書を入手、楽天証券へのNISA口座移行作業を進めることができたのである。


時間と手間をかけて得られたもの

結論から言うと、私は地銀にNISA口座を開設してみたものの、その結果は

f:id:fireSTT:20210430155031p:plain

私の地銀におけるNISA口座運用結果 アル(マンガサイト)より転載


これでした。

 

NISA口座で運用した銘柄はメキシコ債権オープンと財産3文法ファンド、トータルの運用成績はメキシコがクソすぎて約一万円のマイナス。

 

一円たりとも利益が出ずに5年間運用して終了。

 

とても悲しい。

 

まぁ銘柄を選んだ私が悪いのだが。

 

せめて最初に買ったフィデリティ・USハイ・イールド・ファンド100万円分をNISAで購入していれば・・・。

 

まぁ税金を引かれた後の特定口座分と合わせればプラスになっているので、それほど後悔はしていない。

 

と思い込むことにする。