毎月分配投資信託 バランス型 財産3分法ファンド25万円運用した結果
損をこいてしまっているメキシコ債権オープンと同時(2015年初めごろ)に購入した投資信託が、この財産3分法ファンドである。
このとき私が持っていた投資信託が
・米国の事業債(フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド)100万円分
・新興国債券(メキシコ債権オープン)25万円分
と海外債権ばかりだったので、国内にも少し目を向けようと少しだけ購入することにしたのだ。
小額の購入に留めたのは、私は日本はあまり経済成長しないのではと予測していたからだ。
保守的なファンドなので、貯金よりはいいという認識で購入
財産3分法ファンドは
・国内株式25%
・国内不動産(リート)25%
・国際債権50%
と分散投資されており、万が一株価や不動産が暴落しても債権である程度ヘッジするような、リスク分散型の投資信託だ。
同時購入したのが新興国債権というリスクの高い投資信託だったので、バランスを取る意味でこの銘柄に決定した。
結果的に現在ではそこそこの利益が出ており、メキシコ債権オープンの損失をカバーできるほどではないものの、ある意味当時の狙い通りの結果になっているといえる。
毎月分配型投資信託の例にもれず、基準価格・分配金はじりじりと下落
以下は財産3分法ファンドのチャートである。
私が購入したフィデリティ・USハイ・イールド・ファンド、メキシコ債権オープンと同様に基準価格がじりじりと下がっているのが分かる。
購入当時6400円だった基準価格は4000円に、分配金は50円から30円まで下落している。
しかし、基準価格が半額以下、分配金が4分の一まで落ちたメキシコと比べれば、下落速度はかなり緩やかだったと言えるだろう。
現段階での投資結果
この財産3分法ファンドの分配金も含めた損益は、一時期新型ウイルスの影響でマイナス影響を受けたものの、最近の株高を受けて急速に持ち直し、現時点で利益が¥37000程である。
6年間の運用での利益率は2.5%なので、結果としてはまずまずだったと言える。
とりあえずまだ株高のトレンドは続きそうなので、これもしばらく保有しておこうと思う。
分配型投資信託の効率
分配型投資信託は投資した資金をその運用成績によらず少しずつ取り崩していく。
本来複利の力で資産を雪だるま式に増やしていくのが投資の基本だが、この運用方法はその複利分を取り崩してしまっており、ある意味アクセルとブレーキを同時に踏み込んで運用するようなものである。
毎年一定の利率で資産が増えていくという前提においては、種銭の総量が増えないこの方法は、効率の悪い資産運用と言えるだろう。
事実、私が毎月分配することをせずに、再投資型にしておけば、今より遥かに高い投資結果を得ることができただろう。
一方、利益が出ていないメキシコ債権オープンについては、結果的には資金をどんどん引き上げていったことになるので、毎月分配型にすることで、被害は抑えられたと言える。
結論を言うと、毎月分配型投資信託は、利益も損失も両方を低減してくれる投資商品だと考える。
分配型投資信託が向いている人
上記の通り効率が悪く、最近ではインデックス型投資信託に押されまくっている印象の毎月分配型投資信託だが、例えタコ足分配でも、毎月一定の現金収入を得ることができるのは、魅力と言えなくもない。
現に私は当時この毎月の分配金に惹かれて、当時購入を決めてしまったのだから。
毎月分配型投資信託が向いているのは、年金収入の足しにするとか、大きな収入の柱のない人たちが運用する分には良いのかもしれない。
追加で投資する資金はないけども、投資した資金の取り崩しが面倒という方は、毎月一定額を取り崩していくこの運用方法は、アリなのかもしれない。
私は当面毎月分配型は買わないだろう。
私は今FIREするために投資資金を貯めている身である。
複利の効果を最大限に生かして迅速に資産を増やすためにも、私はこれ以上毎月分配型投資信託を追加で購入することは無いだろう。
しかし分配金の呪いには取りつかれ続けている。
今日は少し上がったがENEOSの投資結果は未だに大赤字だ。
たかだか年6千円の分配金の為に買ってしまい、-8%の損失を抱えてしまっている。
単純比較はできないが、メキシコ債権オープンより遥かに下落率が高い。
難平はしないがここで損切もしたくないので、こう祈るしかない。
正社員とは現代の奴隷 幹部職になりたくない
年功序列の苦しさ
正社員は給料や社会保障は充実しているが、労働環境は良いとは言えない。
私が現在勤めている会社は古くからある典型的な年功序列の風潮が強く残る会社である。
無能な社員でも給料は年々上がっていくが、それに見合った働きを求められる。
能力に関わらず昇格するが、能力が無くても周囲から求められる仕事のアウトプットの質はどんどん上がっていく。
日々受信するメールの件数は年を重ねるごとに伸びていき、自分のプライベートな時間はどんどん削られていく。
幹部職の苦しさ
更に年を重ねれば幹部職に自動的に昇格される。
幹部職になるとさらに仕事量は飛躍的に増え、周囲との折衝や、部下の管理等の業務がどんどん増えていく。
人員が十分にいて、部下に仕事を振ることができればまだ良いが、会社が人を雇ってくれなければ自らがマネージメント業務に加えて業務をこなさなければならず、こなさな
ければいけない仕事は増えていく一方だ。
私はまだ幹部職ではないが、土日祝日早朝深夜関わらずメールが飛び交っているのは日々見えており、幹部職が如何に仕事中毒の状態に陥れられているか理解している。
しかしどれだけ時間が奪われても残業代が出ないため、月々の給料は一般職に劣るという悲しさ。
あまりにも自由が無い奴隷的な働き方をしている幹部職を見て、私は幹部職になりたくないと日々強く思うようになった。
幹部職のその先に
毎日死ぬほど働かされる幹部職は、残業代が無い分月収では一般職に劣るものの、賞与を含めた年収ベースでは何とか一般職より多い報酬をもらえる場合がある。
幹部職になって昇格していけば、年収はさらにアップしていくだろう。
しかしその先に、幸せは待っているのだろうか。
毎日毎日会社に時間を捧げ続けて、仕事中毒ともいわれる日々を送り続ける社員たちだが、定年間近になる頃にはすっかり老け込んでいる。
私の会社の定年間近の社員たちは皆白髪で、ヨボヨボで、見た目は完全に老人である。
私の故郷にいる同年代の人々に比べて15年くらい年を取っているように見える。
人間は見た目老け込んでいるとその分早く死んでしまうという。
つまり私が所属する会社の社員たちは自分の時間だけでなく、自分の寿命も捧げて仕事をしているのだともいえる。
会社に捧げなければいけないもの
会社から転勤を命じられれば、家族と離れ離れになって暮らすことになり、自分の子供の成長を見ることができない。
仕事が忙しければ冠婚葬祭や、子供の入学式にも参加することはままならない。
他の企業でも多いだろうが、私の勤める会社は残業が当たり前だ。
夜の20時21時までの残業は当たり前、人によっては22時、23時まで残って仕事を続けている。
徹夜で仕事を強制されることも度々ある。
夕食はまともに食べることはできない。
コンビニで何か買ってくるか、もしくは深夜に帰宅後に何か食べるかだ。
仕事は事務職で、朝から晩まで事務所にこもってPCで作業をし続ける。
当然ながら健康に良くない。
私の周囲の中年たちはみんな腹が出ており、いかにも不健康だ。
仕事量が適切で、毎日せめて19時くらいに帰ることができるのであれば、健康に気を遣うこともできるのだろうが、この会社では皆できていない。
健康的な生活は人員が適切に配備されている会社でしかできないから、労働者は自らの健康も会社に捧げているともいえる。
健康管理は自己責任とよく言うが、健康をな身体を維持できる労働環境は会社は用意してくれないのだ。
会社に全てを捧げて得られるもの
定年退職時には退職金を含めかなりの貯蓄ができるだろう。
仕事を続けられる自信があれば、結婚して家族を持って、仕事の奴隷でありつつも幸せな家庭を築けるかも知れない。
それが人生の幸せだと感じる人も一般的には多いから、会社に尽くし続ける人生を送る人が多いのだろう。
会社に適合できて、奴隷のような労働も厭わず、多大な時間を捧げることも問題ないという人は、そのような人生を送るのもアリなのだろう。
ただし、そもそもこれができるのは、会社に適合することができた有能な社員の話である。
有能な社員が努力をして、上記のような犠牲を払い続けてようやく得られる報酬が幸せな家庭なのだ。
私にそれができるか
残念なら私は有能な社員ではない。
年を経るごとに増えていく仕事量と責任に既に耐えられなくなりつつある。
若手の頃は長期連休を楽しむことができたが、今となっては休みの間もメールや電話が飛び交っているため、日々油断をすることができない。
そして会社に人生の大半の時間を奪われ、自由がどんどん無くなっていくことに対しての拒絶感が日増しに強くなってきてしまっている。
自由を渇望してならない自分がそこにいた。
だから私は一刻も早くFIRして、自分の人生を取り戻したいのだ。
スイーツバイキングにはなかなか行けないのでBOX ティラミスを食べました
私は甘いものが好きだ
思いっきり甘いものが食べたいときどうするか
答えは人それぞれで、例えば
・ホテルとかのデザートが充実したバイキングに行く
・不二家のケーキバイキングに行く
・スイパラに行く
・コージーコーナーやケーキの専門店でケーキを買いあさる
等々あるだろう
しかし、新型ウイルスが流行する今日この頃、バイキング形式のお店にはなかなか行きにくい。
投資にお金を回したいので、高級な店に行くのもケーキを大人買いするのも値が張ってしまう
そんな時、コストパフォーマンス抜群なのがプレシア社のBOXティラミスである。
近所のスーパーで、他のスイーツと一緒に並べて売られていて、ひときわ目立つ存在である。
そのカロリーは1675kcal!!
お値段はなんと599円(税抜)とこの大きさのスイーツにしては非常にリーズナブルでした。
蓋を開けるとそこにはティラミスの表面、ココアパウダーの海が広がっている。
他のカップに入ったチャチなティラミスとは違う、バイキングとかでよく見る四角い巨大ティラミスである。
バイキングであれば他の人がとった後で一部欠けていたり、最悪ぐちゃぐちゃになっているが、今日は私がこれを一人で食べていいのである。
断面
クリームの層とシロップを吸ったスポンジケーキの層が重なる典型的なティラミスだがふわふわでとてもんまい!!そしてほどよく甘い!!
私はこれを昼食として食べたが、とても甘いので一食では食べきれず、1/4程残すことになってしまった。
残った分は夕食のデザートとしておいしく頂きました。
スイーツバイキングは定期的に行きたくなる。
しかし実際に行ってチャレンジすると、甘さに途中で飽きてきて、終わる頃にはチャレンジそのものを後悔してしまうケースが多い。
せっかくそれなりのお金を払って食べ放題に来たのに、ダメージを受けて帰るのは勿体ない。
しかしこのBOXティラミスを買って、家で好きなだけティラミスを食べる分にはそのようにダメージを受けるリスクは無い。
そうなる前に前にスプーンを止めて次回に回す選択肢がある。
お値段もスイパラの半値程度だ。
なおコストコにも似たような箱型のティラミスがあるようだけど、こちらは1400円程で値段も量も倍である。
一人で食べるのであれば今回のプレシア社のBOXティラミスがちょうどよいと思う。
日本の工場で作っているので、味も日本人から好まれる味に調整してあると思う。
コストコのティラミス食べたことないけれど。
とてもコスパのいい一人なんちゃってスイーツバイキングができるBOXティラミス、試してみてはいかがだろうか。
毎月分配型投資信託で損こいた話 メキシコ債券オープン25万円購入
前回の記事では、夢の配当金生活に向けてBB格以下の格付けの事業債を投資対象とした"フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド"を購入、最終的には利益が出ている私ではあったが、その裏で損失が出てしまった投資信託がある。
それがこのメキシコ債権オープンである。
フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドの好成績で調子に乗る
2014年秋、表題の投資信託を購入し、基準価格はヨコヨコで順調に毎月約1万円の分配金を受け取っていた私。
2015年の初めごろ、私はさらに分配金を増やすべく、前回と同じ地元の地銀の窓口に向かっていた。
発展途上国への投資
地銀に追加で投資信託を購入したい旨を伝えると、銀行員はすぐに対応してくれた。
前回買ったフィデリティ・USハイ・イールド・ファンドは調子よく分配金を出し続けており、このまま同じ銘柄を買い進めるという手もあった。
しかし今回は先進国以外の国にも投資して、リスク分散を図りたいと考えていた。
どの国に投資するかは色々と迷ったが、アメリカの隣にあってそれなりに経済規模が大きく、NEXT11とも呼ばれ経済成長が期待されていたメキシコに投資することを決めた。
メキシコ債券オープンを25万円分購入
メキシコ債券オープンとはメキシコの国債・政府機関債および国際機関債を中心に投資する投資信託である。
たとえ発展途上国と言っても、政府関連の債権であればそれほど大きく暴落しないだろうと予想していた。
なお、このとき銀行員さんにこの銘柄はどうですかねと聞いてみたが、あまり売れていない投資信託のようで、パンフレット以上の情報は何もなかった。
NISAの枠は当時100万円あり、このときは100万円分の投資信託の購入を検討していた。
しかし銀行員さんに100万円一度に購入するか、50万円分だけ買って次回改めて購入するのどちらが良いか聞いたところ、50万円ずつ購入した方がいいですよと即答され、このときは他の銘柄と合わせて合計50万円購入することに決めた。
このときなぜ銀行員さんが一度に購入しない方がいいと言ったのかはわからないが、結論を言えばこのとき50万円だけ購入したことは、後々の損害を軽減してくれる結果となった。
追加で毎月支給される分配金に浮かれる
メキシコ債券オープンの分配金は当時で120円/口、25万円で購入できたのは20口程度、NISA口座だったので2400円もの分配金が毎月入ってくるようになった。
当時は分配金が増えたことに浮かれていたが、今思えば表面利回り10%は非常に高く、基準価格を下げてでも分配金を配り続ける、典型的なタコ足投信であったといえる。
メキシコペソ安による損害発生
高額な分配金に喜んでいるのもつかの間、メキシコ債券オープンを購入して割とすぐに、この投資信託に悲劇が襲う。
メキシコペソが急落したのである。
アメリカのシェールガス・オイルの産業が発達し、原油価格の値下げ戦争が勃発。輸出額の中の結構な割合を石油が占めるメキシコの景気が悪化し、メキシコペソの価値が急落した。
以下はメキシコペソのチャートである。
投信購入当初(赤丸部分)は8円/1メキシコペソであったレートが、あっという間に6円/1メキシコペソまで下落したのがわかる。
メキシコ債券オープンはメキシコペソ建ての投資信託なので、この影響をモロに受けてしまったのである。
トランプ大統領の対メキシコ強硬政策による損害発生
2017年1月トランプ大統領が就任したことにより、この投資信託は更なる損害を発生させることになる。
選挙の時からメキシコとアメリカの間に壁を作るなどと、対メキシコ強硬政策を主張した。
最終的に壁を作ることまでは至らなかったものの、メキシコ経済への不安からメキシコ債券オープンの基準価格はさらに下がっていくことになった。
現在の損益・・・・購入は正しかったか
2021年四月現在、分配金は30円/月、毎月600円まで急落、基準価格も5200円と購入当時の半値以下まで急落してしまった。
現段階の運用成績は25万円の投資に対し、時価総額は10万円、これまでの配当金も10万円とのことで、損益はマイナス5万円。
運用期間は約6年なので年利でマイナス3.3%の悲惨な成績であり、この投資信託の購入は失敗であったと言える。
せめてもの救いは一度にたくさん買わなかったので、被害を抑えられたことだろう。
ここから助かる気はしないが、コロナウイルスからの回復からか最近基準価格が若干盛り返しつつあるようなので、このまま塩漬けにしておこうと思う。
教訓 発展途上国通貨建て投資のリスク
私のこれまでの人生の中でも発展途上国に投資をしたのはこの一度きりだ。
今回の損失を教訓に発展途上国へ投資することのリスクを学ぶことができた。
投資の損失としては小額かもしれないが、損失5万円は勉強代である。
世界が不安定なとき、日本円の価値は上昇しやすい一方、発展途上国の通貨はあっという間に下がる。
それを認識したうえで、なお発展する見込みがあるという国にしか、基本的に途上国の通貨建ての投資はしてはいけない。
そんな国はなかなか見つからないし、判断も難しいので、今私は全世界株や米国株ばかり購入し続けている。
FIREには毎月分配型投資信託? フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド100万円運用した結果
FIREを目指し始めたのは最近である私だが、これまでも資産を増やすために色々なことにチャレンジしてきた。
その中の一つが、毎月分配型投資信託だ。
地元の地銀で銀行員に勧められるままに毎月分配型投資信託を購入
私は給与の振込先を地元の地銀の普通預金口座に設定している。
あれは普通預金口座の貯蓄がある程度溜まってきて、その一部を定期預金に移そうと窓口に相談に行った時の話であった。
「資産運用して増やすことに興味はありませんか?定期預金に預けておくよりも、資産が増えるかもしれませんよ?」
窓口の係員さんがこう切り出してきたのだ。
その頃私は学生時代に先物取引で大損こいて投資は半ば引退した状態であったが、先物取引と違いほったらかすだけで資産が増えるという投資信託に興味が出てきたのだ。
NISA口座も同時に開設
その頃はちょうどNISA制度が始まって間もない頃で、世間ではNISA枠を活用した投資が少し話題になっていた。
一応説明すると、NISAというのは、投資の結果発生した利益に対しかかる20.315%の税金が、年間の運用資産100万円(当時)まで非課税になるという制度である。
NISAという制度は知っていたものの、活用できていなかった私は、銀行員に勧められるまま、地元の銀行でNISA口座を開き投資信託を購入したのだ。
フィデリティ・USハイ・イールド・ファンドを100万円分購入
投資信託をその場で購入することに決め、早速銘柄選定をする。
最終的に購入を決めたのはその時その地元銀行で最も売れていた表題の投資信託であった。
この投資信託はアメリカのBa格以下またはBB格以下の格付けの事業債に投資するというもので、購入当時は基準価格を維持しつつ、高額の配当金を毎月分配していた。
私は当時社会人になって3年目くらいで、少々の貯金を持っていた。
投資信託を購入すれば高利回りの定期預金が年利1%で1年運用できるというキャンペーンもあり、私は話があったその日にNISAに申し込み、同時にこの投資信託を100万円分購入することに決めたのだ。
もちろん基準価格が下がるリスクも承知していたが、長い運用実績、高額配当金を分配しながらもヨコヨコのトレンドを維持し続けていることから、購入を判断したのだ。
夢の配当金生活に一歩近づいたと考えていた
私が購入できたのは100万円で180口程度、分配金は一口70円だったので毎月税引き前でなんと12,600円、税引き後でも一万円程度の分配金が入ってくるようになった。
当時は非常に気分が高揚していた。
寝ているだけで給料とは別に1万円の配当金が入ってくるのだ。
100万円で月に1万円入ってくるのであれば、1000万円購入すれば月に10万円の配当金が入ってくるし、仕事していなくても暮らしていけるんじゃないか?
なんて今のFIREに近しいことを考えていた。
さすがに当時はそこまでお金を持っていなかったこともあり、実現には至らなかったが。
トランプ大統領就任により基準価格下落・・・そして減配
もしこの投資信託がこのまま基準価格を維持し続け、分配金が順調に支払われ続けていれば、私はこの投資信託をさらに購入し続け、今頃FIREを達成していたかもしれない。
しかし世の中そううまくはいかない。
きっかけはトランプ大統領の就任であったと思う。
米中貿易摩擦の激化による影響で、株価は乱高下、本投資信託の基準価格の下落にも歯止めがかからない状況に陥った。
購入当時5300円だった基準価格は少しずつ下がっていき、3800円まで下落、そして2016年秋から分配金は70円から50円に減らされてしまったのだ。
しかしそれでも基準価格の下落は止まらず、2017年末には分配金は30円に、コロナショックの時は基準価格は2400円台、購入時の半分まで落ち込み、配当金生活など夢のまた夢という惨状になってしまった。
現在の損益・・・・購入は正しかったか
2021年4月現在、分配金はさらに減らされ20円まで下がってしまったものの、コロナショック後の急激な景気拡大もあり、基準価格は3000円まで回復した。
最終的な運用成績は100万円の投資に対し、時価評価額は55万円、これまでの配当金が60万円くらいとのことで、利益は15万円、さらに定期預金の優遇金利による利益も入れれば16万円である。
運用期間は6年ちょっとなので、年率換算で約2.2%と、銀行員さんの勧めの通り、定期預金に比べればはるかに高い利回りを出せたと思う。
コロナショック後の景気拡大が功を奏したと言えなくもないが、良い結果であったと自分では思っている。
しかし私はこのフィデリティ・USハイ・イールド・ファンドの調子が良かったころ、調子に乗ってさらに別の投資信託を購入してしまっており、そちらで損失を出してしまっていたのであった・・・・
長くなったので、毎月分配型投資信託の効率の話も含め、その話はまた次回にしたいと思う。
FIREしたい人が増えている理由と全世界株式
FIREのおさらい
最近何かと話題になっているFIRE
このブログにたどり着く人は既にご存知なのだろうがFIERとは
Financial Independence, Retire Early
の略で、経済的に自立し早期リタイアを実現することである。
もう少し具体的に言えば、労働によって得られる収入には頼らず
自らの資産の運用し得た収入から生活費を得て生きていくということだ。
FIREが流行っている理由
FIREは元々は米国発祥ではあるが、最近では日本の若者の間でもこれを目指すことが流行しつつある。
私が考えるFIREが流行する理由は以下の通りだ。
日本の会社員生活が辛すぎる
一番の理由はこれである。
日本の会社というものは基本的に体育会系である。
一部のホワイト企業を除き、日本の会社というものは基本的に拘束時間がクソ長く、とにかく会社に時間を捧げ、尽くせば尽くすほど評価される風潮がある。
そしてその労働は基本的にはつまらない、むしろ苦しいケースが多い。
学校を卒業した後の人生の大半を会社で過ごさなければいけないにも関わらず、長く苦しい労働を一生懸命会社に捧げ、収入を定年まで得続けなければならない。
これを一生続けることがとにかく辛すぎるのだ。
皆、会社員を続けるのが辛すぎるから現実から目を背け、最近のアニメは異世界転生ものや、学生が主人公のものばかりになっているのではないだろうか。
アメリカのヒーローはおっさんになってもなれるのに、日本だと一度学校を卒業してしまえば、フィクションの世界でも死んで異世界に行かないと冒険できない。
実質的に夢を実現できるのは定年を迎えてからという悲劇
日本の会社員は実質的に長期休暇をとることができない。
年末年始やGW、お盆のような国民全員が休むような中途半端な長さの休暇はあるが、海外のバカンスのような一カ月単位の休みを取ることはできない。
休みの時期がみんな同じなので、航空券代やホテル代は他の時期と比較してベラボーに高い。
故に長期で旅行に行けるのは基本的には定年退職後、退職後の生活資金を確保したうえで行けるかどうか、というところが現実である。
資金の確保も難しいが、この頃には身体能力は衰え、スポーツなどのアクティビティへの参加にも支障が出てきてしまう。
標準的な日本人会社員は人生を最も楽しめる20代、30代という貴重な時間を有効に活用できないのだ。
このような絶望的状況から抜け出す数少ない、かつ現実的な手段がFIREであり、目指す人が増えているというわけだ。
全世界への投資が容易になった
FIREの達成で最も重要なことの一つは安定した投資先の確保である。
世界の人口は増え続けており、世界のGDPは基本的には右肩上がりで伸びていく。
個別の銘柄には激しい騰落があるものの、世界全体の平均値で見れば世界の資産はGDPと同様に右肩上がりで伸びていくため、世界全体に分散して投資をすれば資産を比較的安全に伸ばしていける。
一昔前まで、このような全世界に広くリスク分散して資産を伸ばす投資は、莫大な資産を持つ富裕層の特権であった。
しかし最近になって小額からでも全世界に投資し、比較的安定して資産を伸ばせる投資信託が台頭し、資産運用のみで生活していくことが非現実的ではなくなってきた。
参考までに以下は代表的な全世界投資型投資信託
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
のチャートである。
新型ウイルス流行の影響で一時的に下落しているとはいえ、設定来高値を更新し続いる。
このように比較的安定成長の投資信託に投資し続けることで、自分の資産の成長分だけで生活することも夢ではなくなってきたということである。
新型ウイルスの流行による現金余り
FIREの達成のために必要なも要素の一つは、投資のための種銭の確保だ。
新型ウイルスの流行により旅行や外食が制限されており、現金の使い道が依然と比較して少なくなっている。
仕事が少なくなってしまった業種もあるが、新型ウイルス流行語も給料が変わらないサラリーマンも多い。
余った現金を遊ばせておくくらいなら投資に回して少しでも増やそう、という考えである。
また、同様の現象は海外でも起きており、現金がどんどん株式市場に流入、その結果市場の株価は右肩上がり状況が続いているのではないか、と考える。
まとめ
まとめると
会社員でいることが辛い、自由が欲しい。
最近ではリスクが小さい投資先に投資することができるようになった。
新型ウイルスの影響で他に使い道もないし、自由を目指して挑戦してみるか。
という人が増えているのでは。
ということ。
何か統計があるわけではないが、私がFIREしたい理由も上記の通りなので、他の人も同じ感じなのではないかなぁと本記事を作成した次第。
共感頂ければ幸いです。
投資 初めての個別株で損失発生 ENEOS編
投資を最近再開したばかりの投資素人丸出しの記事です。
どうか寛容な心で見てください。
YOUTUBEで夢を見て個別株に手を出す
これは三月の中旬ごろの話。
これまで投資信託や先物取引でちょいちょい小銭を稼いでいた私であったが、Youtubeでテンバガー銘柄を紹介する動画とかを見て、個別株にも手を出してみたくなった。
しかし、いきなりこれまで名前も知らんかった企業の個別株を買うのは怖かったので、知っている企業で、業績が堅調そうな銘柄を探してみた。
みんかぶでいくつか企業を漁り、出てきたのがENEOSホールディングスである。
購入を決めた理由
・国内石油最大手企業で、株価も500円ちょいと手が出しやすい金額。
・今年に入って株価はずっと右肩上がりで堅調に推移(購入当時)している。
・配当金が一株に付き年間22円くらい出る。
・みんかぶの株価診断で割安、個人予想もアナリスト予想も買い。
・しかもアナリスト予想は10人中8人が強気買い、2人が買い。
・多くの投資信託がこの銘柄を組み入れている
・決算は黒字転換が予想されている。
・水素等の新エネルギー関連事業にも着手しつつあり、その時国内最大手の強みが発揮される?
等々である。
これでもかというくらい強気買いの情報ばかりで、これは買わなければ、と確信を持ってしまったのである。
いざENEOSホールディングス購入 しかし・・・
そして思い立ったが吉日と、これ以上値上がりする前に買ってしまえと、一株およそ510円くらいで購入!!
しかしこれが現在まで続く含み損とのお付き合いの始まりとなってしまった・・・。
以下は現在のENEOSホールディングスのチャートである。
(赤丸の点が私が株を購入したおおよその日付。)
購入直後は少しずつ株価は上昇し、一時期若干の利益が出ていたものの、3月末に25日移動平均線を突破、そのまま株価はズルズルと下がり続け、今日まで含み益を抱えてしまっている状況だ。
配当金は・・・あっという間に吹き飛んだ
購入理由にも書いた通りENEOSホールディングスには配当金がある。
1年間で1株あたり22円、4パーセント強のなかなかに高い利回りだ。
3月末がそのうち半分、11円分の利益確定日で私はそこをまたいで株を保有し続け、1株当たり11円の配当金を得る権利を得た。
権利落ちの日は株価が配当金分下がる傾向があるのだが、どこかのブログか何かで見た記事では去年までは株価はすぐに回復するとのことで、今回も回復すると考えていた。
しかし株価はどんどん下落していく。
4月の中旬には480円を割り込み-30円、11円の配当金は無きものになり、私が夢見た配当金生活への雲行きが怪しくなってきた。
原油価格と石油系企業の株価の関係
株を購入する前にはあまり問題していなかったが、ENEOSを含む石油系企業と原油価格には密接な関係がある。
石油系企業は原油をたくさん自社で保有しているので、原油の価格が下がれば保有する資産が目減りしたことになるため、株価が下がる傾向にある・・・らしい。
直近ではスエズ運河が座礁船で塞がれたことにより一時的に原油価格が跳ね上がり、ENEOSの株価が一時的に上昇することもあった。
・・・が、下落トレンドには逆らえず、株価はズルズルと落ちている状況。
最近では日経平均が大幅に上昇したときでさえ、原油価格が冴えず、石油系企業だけ株価が下落し続け、毎日ダメージを受けている。
とりあえず耐える・・・ガチホールドや
そんなこんなで今週はついに75日移動平均線も割ってしまい、いよいよ下落トレンド止まらないのではと不安に思う日々。
4/24現在では株価は461円、約マイナス約50円の損失。
しかし、もともと配当金目的を含む長期保有のつもりで購入した銘柄。
アナリスト予想も強気買いを維持したまま。
5月には通期の決算発表があり、黒字転換見込みとのことなので少なくとも5月半ば頃までは含み損に耐えてガチホを続けたいと思う。
しかしみんかぶの予想、フォロワーが多い人の予想は売りばかりで不安が募る・・
テクニカル的には下落トレンドのようだ。
果たして助かるのだろうか・・・